桐生堀マラソン完走記

行ってきました。走ってきました。もう1週間も前のことですが…

スタート前 ジョギングすとローラーで参戦

この桐生堀マラソン、実は私が最初に走ったマラソン大会なんですよ。さかのぼること15年以上前、かの地でサラリーマンをやっていたころ、地元貢献と言うことで休日出勤・手当て無し・代休無しで、職務命令で走らされました。確かファミリーマラソンの部、3キロ。当時は走ることが大嫌いなデブで、また仕事は好きだったのですが、こういった休日の強制された行事が苦手だったのでささやかな反抗を試みました。革靴とジーンズで走ったり、スタート直後200メートルくらい全速で走って目立ってみたり、その後急激に失速してほとんど歩いてしまったり…。そんな私が今は誰にも言われず朝5時前に起きて走っているとは…

その後転勤になり、お客さんから「橋本さん、痩せたいならジョギングだよ!男だろ?走りなさい」と言われ、目覚めたように走り始めました。当時公私共々ストレスのかたまりで、食べることによって発散していた私は体重が87キロにも達しており、危険を感じたことにもよります。

ジョギングを開始した翌2001年、初ハーフマラソンが桐生堀マラソンでした。1時間44分くらいかかったでしょうか?2002年、体重を68キロにして望んだセカンドハーフマラソンは1時間24分、最後の2キロの市街地コースでは佐野走友会のエースランナー落合選手と競り合いながら、5秒差で勝利をおさめました。

以後、事情があって、約2年間のブランクの後、2005年に再挑戦。1時間26分で走りきった後、長い低迷期に入ってしまいました。体重が増え、また、トレーニング不足で各レースでは自己ベストが更新できず、ヤル気を失っている状態が続いています。

そんなこんなで、桐生堀マラソンは私にとってのベンチマークとも言えるレースで、毎年このレースにあわせてトレーニングを積みたいと思っています。コースも前半折り返しまでが緩やかなのぼり、後半はくだりで疲れてはいるものの、スピードに乗れ、ラスト5キロは10キロコースの参加者などと競れることもあり、ラストの力が発揮でき、かなり条件がよいレースであると思います。

さて、今年の堀マラソンですが、11月からの右足裏の痛みで十分なトレーニングが積めず、また当日も強烈な痛みが予想されるので、ジョギングペースで望むことにしました。当日は子供を見てくれる人がいないので、朝5時半に寝ている子供を起こし、着替えを持って車に乗せ、出発!

会場についてから、受付を済ませ、子供に握り飯を食べさせ、スタート最後尾に並びました。とにかく、楽しく完走できればいいと。スタート付近で、子供がちょろちょろし危うく見失いそうになりましたが、ジョギングストローラーに乗せて無事スタート!

やはり3キロくらいから右足裏が痛くなってきた…。もうやめようか…。5キロ通過25分とちょっと。すれ違うランナー、道路脇で応援してくださる方たちから、「わあ、可愛い!頑張って!お父さん!」と言う掛け声がうれしい。給水所でもたくさん声をかけていただいて、楽しく走る。まったく疲れずに折り返し地点まで。若いお兄さんから、「いいですね!憧れます」と言う声も。「走りに理解のある人と結婚したほうがいいよ」とアドバイス。ラスト5キロになって右足をかばう走りをしていたせいか、左足ひざに違和感を感じ始め歩く速さになってしまい、結局1時間50分でゴール。

無事完走。もう少し写真撮ればよかった

来年は何とか万全な状態で走り、自己ベストを更新したい。