宮古島→東京の輸送でのトラブル

2014年のことです。宮古島→東京へ車を輸送した際のトラブルを紹介します。

トラブル内容 宮古島→東京へ車両を輸送する際、那覇で乗せ替え作業中、強風が吹いて車両のボンネットがめくれ上がり、フロントガラスを直撃、割れてしまった。 該当車輌のボンネットはロックが壊れており、容易にめくれ上がる状態であった。(弊社にも、現場スタッフにも事前に知らされていなかった) とはいえ、トラブル発生後、直ちにお客様に連絡して状況説明し、謝罪、保険で修理対応させていただく旨、説明させていただきました。 その後 事故発生より3ヶ月後、お客様の弁護士より通知が届きました。①修理代②車が使えなかった期間の代車代③その他、諸々諸経費 として、約1千万円支払え、という内容でした。 驚きました。こちらは誠意を持って船社と合同で対応させていただこうと積極的に連絡を入れていたのですが まずは、なぜか弟に電話してみました。笑。弟「まぁ、1億とか2億請求されている訳じゃないし、大丈夫だよ」と言われ、妙に安心したことを覚えています。ちなみに私と弟は小学校・中学校・高校・大学すべて同じでした。 当然ながらこちらも顧問弁護士に連絡、対応を一任することにしました。小菅島薗法律事務所高校の後輩。優秀な弁護士で良かったです。 その後、裁判に突入しました。原告:お客様被告:弊社 判明したこと

裁判が進むに連れ、様々なことが判明しました。

車両はボンネットのロックが破損していただけではなく、ラジエーター液漏れ等、瑕疵のある状態であった。 レンタカー会社より賃借したと主張する代車代について。①代車を借りた、とするレンタカー会社は営業実態がなかった。②借りたと主張する車両はレンタカーの証である【わ】ナンバーではない。架空の取引であると思われる。 さらに!事故車両はいわゆる金融車であるというオチつき。金融車についてはググってください。一般の世界では経済的価値がゼロ、ということです。 原告は弊社だけではなく、他社、他の場所で様々な裁判を起こしていることがわかりました。私の分かる範囲では全て取り下げているようです。私が知っているある社長はやめないなら徹底的にやる!と激怒していました。 結果 裁判が進めば進むほど原告のアラが判明し、もう嫌になったのかな。 金融車でよく提訴するよね、とみんな呆れムード。 裁判のペースが落ちてきました。 結局弊社が3,000円を支払うことで終了しました。確か、何らかの費用だったかと思います。請求1千万円→支払い3,000円です。笑

ビジネスは正直に遂行することが結局はリスクが少ないし、得るものが大きいということを学びました。当たり前ですが。

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