今年3月栃木市と周辺の大平町・都賀町・藤岡町が合併して(来年は西方町も合流)、図書館の在庫が共有化され、ネットで予約し、近くの図書館で受取る事が出来るようになりました。
検索すると学習参考書・学術書以外の書籍だったらほとんどのものがあるようで、育児書、黒木亮さんの経済小説、英語の本、絵本、機関車トーマスのDVDなどを中心に利用しまくっています。
気になる本だったらとりあえず借りて、気に入ったら書店で購入しています。
最近借りた本の中では「エチカの鏡」で評判になった横峯さんの本。正直違和感を感じる部分もあるのですが、やはり毎日子供と接する仕事をなさっているので勉強になるところが多いです。 子育ての部分ではないのですが、印象に残った箇所を。横峯氏は保育園を経営する前は自衛隊にいたそうです。
その後まったくの畑違いの保育園をはじめるに当たって、当初プロの保育士を雇っていたそうです。
彼らはそれまでの経験で子供たちが登園すると、ラジオ体操をやらせていたのですが、それを見て横峯氏は「子供たちの目が全然輝いていない。楽しそうじゃない。
ラジオ体操をやらせるのがこの業界では常識だからと言う理由だけでやっているのではないか…」と思い、何が子供達が楽しく取り組めるのかと考えた結果「走って、競争させる。順位をつけてやるのがいい」との結論に至ったそうです。
ただ走らせるだけではなく、競走させる、必ず順位をつけてやる、と言うところがミソですよね。走らせるようになってから子供達は活き活きとして、午前中の行動も活発になっていったそうです。 子供は走るのが好き。しかしただ走るのではなく、走って競争するのが好き。それが証拠に「走って家に帰れ」と言ってもみんな嫌がるそうです(笑)
素人ならではの発想といえるのではないでしょうか?
その業界内でのの常識とされるものは、外側の人から見れば非常識、とはよく言われることです。
ちょっと考えれば分かることなんですが、そのちょっと考えることもせず、流されてしまう。私も反省すべき点がありそうです。 弊社も創業の頃はまったくの素人・トンチンカンで事業を始めましたが、素人ならではの視点でスキマを狙った営業・事業などで今では何とか頑張ってやっています。
先日何気にラジオを聴いていたら、「上手く行っているときは何をやっても上手く行く。負けたときこそ勝負。真価が問われる」と誰か忘れましたが言っていました。 初心に戻り、頑張ろうと思います。